A3!メインストーリー12幕37話 感想

最高に「外岡巧」で最高に良かった。

 

外線掛けてこないでほしい。

千景さんの読んだ後だから、「千景さんは至のスマホに電話した」という事実を忘れて、至の外線の相手は千景さんだと思った。「内線」でもなければ「スマホ」でもないのに千景さんだと思ってたから「トノオカ」って名前に悲鳴出た。

外線掛けてくるな…………………

 

正直、水野くんはメインストーリーに出てくるだろうなって思ってた。だけど今までの流れ、アザーズ全員出てるんですよ、まさか外岡ちゃん出る?と淡い期待を抱いたら本当に出てきて悲鳴上げたよね、ハハ。

 

しかも電話、朝イチで掛けてるんだよね、出社して早々。

どうしても今日という日、とにかく早く至に話したかったってことの現れなんですよ。

気が狂う。

 

「悪いな。時間とってもらって」に対する返しが「外岡と会う暇なんてない」なのが至の中の外岡巧という男のポジションを的確に表していて最高。しかたないから会う。そういう存在ですよ。本当に「どうでもいい」んだよな……

挙句「大体、会社に電話してくるとか」って言ってるあたり、マジでこの先一生外岡と連絡とるつもりなんてさらさら無いって言っててなんかもう、至さあ。

至の会社知ってるのはどうしてかね。ナイランの時に仕事場教えてる素振りなかったし、千景さんとは面識あるけど、至と千景さんが同じ会社なんて知らないだろうしどこで知ったんだろう。

 

え、もしかして名刺交換しました……???

 

それはそれで萌える。至の名刺見ながら外線回したんだろうか……うわあ……

 

でも恐らく、星井さんの件が絡んでたから星井さんから連絡先教えてもらった可能性も十分にあるのですけどそれはそれで萌える。ねえ星井さんから至の連絡先聞いたときどんな気持ちだった…?

 

至のボヤキに対しての返事が「連絡先知らなかったんだから、【しょうがない】じゃん」なんですよ。悪いでもごめんでもなく「しょうがないじゃん」。

っは~~巧。これぞ巧。

 

 

マンパニのこと心配する巧の言葉も全部無視で嬉しさメーターが全部星井さんに振り切れててその言葉の中に「俺も心配してる」っていう巧の気持ち(妄想)が入っていることは一切考えていないところがマジで至。巧の気持ち全部無視。

 

 

エンドリでラスプラをゲーム化の話には普通に驚いた。

えええ綴くんの脚本とか世界観、星井さん大好きじゃんめっちゃ性癖に刺さってるじゃん……すごいでしょうちの看板作家……すごいでしょ……

ゲーム化の話を膨らませたい気持ちは多いにある(そうなるとCVはマンパニのメンバーだねとか、綴くんはまたシナリオ書き下ろしてくれるねとか)けど、それを話すと長くなるのでちょっと割愛。

 

成功させてほしいって言葉はもちろん「エンドリンクス広報担当外岡巧」の言葉でもあるんだろうけど、その中にどれだけの「チガの友達の外岡巧」の言葉がるのかなって考えると苦しくなった。

心配してるって至に言ってもきっと「お前に心配されたくない」とか言われるってわかってそうだなあって。

 

 

で。

問題の「茅ヶ崎さん」発言なんですけど。

 

なんか、ようやく「チガ」に決着を付けられたのかなって思ったり、ただ仕事の話だからわざと茅ヶ崎さんって呼んでるのかなった思ったり。

どっちなんだろうね。

ナイランで「チガ……茅ヶ崎さん」って言い直してたのは本心なの?わざとなの?

わざとなんだろうなあ……こうやって「茅ヶ崎さん」って言えるってことは、わざと春組に見せつけるためにチガって言い間違いしたんだろうなあ……。

そもそも(ここから妄想)高校の時だって、お互いオタク隠して普通の学校生活を送りながら親友をしていた頃は、クラスメイトの前では「茅ヶ崎」って呼んでただろうし使い分けくらいできると思うんだよね。そりゃ勢いで名前呼ぶときに「チガ、さき」ってなったことは何度もあるだろうけど、でもだけどだよ。

そう考えるとこの「茅ヶ崎さん」はもう巧の中で「チガ」のことを「過去」と割り切ることができたからなのかなあって……。

至がナイラン初日前座で「蛇足」だと切り捨てた巧との過去は全部至は「もうどうでもいい」と言い切ってしまったものだから、謝る機会どころか言い訳する機会も何もかも奪われたから無理やり過去にするしかなかったとも考えられるけど……。

どこまでも至は巧にとって「マーリン」だから、謝る機会を「どうでもいい」と奪った挙句、「チガ」を無理やり過去にするしかなくしているんだよ。

あくまで大前提として先に悪いことをしたのも「マーリン」になったのも巧が先だけど、時間が解決して「話せる機会を設けられたはず」なのにそれを全部壊したのは至なんだよ。

どっちも被害者でどっちも加害者。何度も言うけど。

 

んで巧はまた至が「俺以外の誰か」を信じている現実を目の当たりにして含みのある三点リーダーですよ。「……お互いを信じあってるんだな」ってその含み何。その三転リーダーよ。

巧にとっては残酷だけど、巧があの時あの裏切りをしたから今の至がいるのは間違いないので、あの夏仮に二人だけのユートピアを永遠に築くことを約束していたとしても今の状況になっていたとしても、至の人生において外岡巧自身は「モブ」になることはないからいいよ、そこは誇っていいよ。至本人にもその他の誰にも言えないような最低なことでもそれでもその事実はどうあがいても変わらないので。

 

 

巧が「制作部に転属したい」って言うのよかったな~……これは巧オタクとしての私の感想です。なんか巧の「意思」を感じて嬉しくなった。

もともと広報に入った理由も定かではないから何とも言えないんだけど、でも間違いなく言えるのは、至の人生において「エンドリに入社した巧」が関わったことで至が「マーリンからランスロットになれた」ように、巧の人生に「マンパニに入団した至」が関わったから巧が今度は「マーリンからガウェイン(もしくは同じくランスロット)になれる」かもしれない転機を迎えてるんだよなあ。

自分で「広報に向いてる」って言える巧に爆萌えした。

 

「お前外面だけだもんな。」「お前だけには言われたくない。」が、ナイランの時の二人のやり取りそのままでなんかもう、オタクだめだった。

 

 

「LIME教えてくれてもいいんじゃねーの」に対して「いやだ」とか「無理」じゃなくて「会社の規約でLIME使えない」って答える至のやり取りが最高に最高の外チガ……いや、外至で最高超えてた……

今まで散々巧の誘いを断る至シリーズをカスタムフォトで作ってたけど何一つ解釈間違ってなかった。

 

 

巧とこんな風に話せるようになるとはって改めて「自分の変化」を感じる至、そうだよその通りだよってぶわっとなった。

いつまで巧は変われていないのに、「チガ」に囚われているのに、至が一人で変化して成長して考えや心、思いが変わっていくから、そのたびに巧は置いて行かれるしいつまでも追いつけなくて至の変化に驚かされる。

 

だからかな、やっと今回で「茅ヶ崎さん」って言えるようになったの。

 

次会う時に、ようやく今回の至の変化を受け入れて「茅ヶ崎」くらいになってるだろうけど、その時にはまた至は何歩も先を歩いて変化してるからいつまでも追いつけないね。ナイランで再会した巧は「実況を始めて劇団に入団したチガ」を受け入れて「チガ……茅ヶ崎さん」だったのに、ナイランの時の「どうでもいい」を受け入れて「茅ヶ崎さん」になったとおもったらまたこれですよ。

 

いつまでも茅ヶ崎至に振り回される巧。大好き。

裏切られた出来事を「過去にしていっている」至と、裏切った出来事を「まだ過去にできていない」巧。

 

きっと一生連絡先教えてもらえない。