MANKAI STAGE「A3!」SPRING2023 感想
お久しぶりです。おはようございます、こんにちは、こんばんは。
ブログにて長文をしたためるのが本当に久しぶりになってしまいました。ブログの存在を忘れていたわけでは決してないです決して。
さて、さて!
ついにエーステで!!推しが!!受肉顕現しますよ!!!!
しかも最推し公演と一緒に!!!!!!!!!
いや~~~~~ナイランと春ケ丘が一緒に公演されると知ったときは気が狂いましたね!!!!!!
現地に行けないことも相まって!!!!!!!(号泣)
私情で5・6月は遠征できないことが随分と前から決まっていましたので死ぬかと思いましたし実際死にました。千秋楽ライビュあってよかったよお……ラブ相方のぱらさんと一緒に行きます!
その様子は追々話せればと思います。
さあ、長くなるのでサクサクっと本題に入りますよ!
⚔️Knights of Round Ⅳ THE STAGE⚔️
さあ皆さんお待ちかね外岡巧の受肉と顕現ですよ!!!!
いずれ来ることはわかっていましたがこんなに早く会えるとは思っていませんでしたびっくり。
悲しいことに私は東京楽の日お休みが取れずに配信を2日遅れで鑑賞しています。
前提としてトノ呼びのみネタバレというか事前知識としてある状態です。
どうやって書いていこうか迷うんですけど順番にいきますかね……。
まずOPの時点で踊って無いんですよ、外岡ちゃん。
水野くんはがっつりしっかり踊ってたのに!!!!!!!!!!!
公演始まる前から散々暴れていましたが、「完全部外者感」あって爆萌えしてしまいました……。そう、外岡巧って完全に部外者なんですよね……それはエンドリの社員だからとかじゃなくて、マンパニの、春組の部外者なんですよ……。水野くんだってエンプラの社員ですけど、水野くんはもう家族も同然みたいなところあるじゃないですか、綴の友達は俺たちの友達、みたいな……その対比が綺麗に表れていて最高でした……お読みの感想は外岡巧が好きな女が書いているもので間違いないです。
オープニングのアウトロで外岡ちゃん出てきた瞬間至から表情消えたの爆萌えしました。
そして皆さんこれ見た後に前回春単独のオープニング見てまた今回に戻ってきてください。
温度差で萌え狂います。私は致命傷です。
むとけんくん、はじめましてなんですけど、外岡巧の落とし込みが上手い。
この感想書くまでに3回ほど見てるんですけど、初見の感想は正直言って良いものではなかったです。
※以下明け透けに感想書きます※
あまり「感情が乗っていない」というか、「セリフに重みが感じられない」というか、なんと言いますかそういう感じで、動きにも「止め」が足りなくて締まりがないというか、「ああ推しが受肉顕現することに期待を膨らませすぎたな」って、はっきり言ってがっかりしたのが最初です。これが推しかあ、って。舞台を見て好きが増えることって本当に多いんですけど(私は)、まさか心動かないことがあるなんてなあ、という残念感が大きかったです。
けど、高校時代の回想と最後の別れを繰り返し見るうちに感覚が変わってきました。
回想と最後の別れだけ何度も何度も見ているんですけど、本当に解釈一致の演技をしてくれるんです。
いつも私のツイートを見てくださっている方にはもう耳だこかもしれませんが、私の中の外岡巧と茅ケ崎至の関係って、
「チガは『オタバレするリスクも考えずに軽率に話したことを外岡は怒ってる』と思っているが、外岡ちゃんは『チガが俺以外のやつとナイランの話をしているのが悲しかった(嫉妬)』」
「『クラスのやつに俺の趣味バラせば』と言うことで、『二人で』クラスの嫌われ者になりたかった、そうなることでまた親友に戻れると思っていた」
「公演後、挨拶をして別れるときに『本当はあの時のこと謝りたかったのに、至に「謝らなくていい/本気でどうでもいい」と言われたことで、関係を修復する機会を失ってしまった』」
「至自身が先に外岡との関係を諦めた(Real Luck歌詞参照)」
という感じだと思っています。
本当に何度も何度もナイランを読み直してこの結論にたどり着きましたし、私以外にこの見解得ている人って外岡のオタク(人数にすれば片手くらい)しか見たことないんですよね。
正直言って、原作の木島くんの演技から直感で得られるものではない、とも思っています。私個人としては、この解釈の上にフルボイスを経たので感じることはあったんですけど……。
それなのにですよ。
あんッッッッッッな含みのある演技をできると思います!?!?!?!?!?
見ました!?チガがクラスメイトと話してる時の顔!クラスメイトにチガのキャラ作りを話してる時の仕草!目の動き!居なくなるチガを追いかけるときのあの文字通り怒ってるのか泣きそうなのか分からないとにかくひどい顔!!!!!!そして極めつけの「俺も謝る気ないから」のセリフの音の震え!!!!間の取り方!!!!繕い方!!!!!!!!!
あんな演技できるのにセリフに感情が乗ってないわけないんですよね!?!?!?!?!?!?
というかその解釈してるの私以外見たいこと無いんですけどもしかして私の気持ち悪い外岡巧への考察ツイート見ました!?!?!?!?!もしそうなら言って検索避けするから!!!!!!!!!!!!!
と、思うほどには理想の外岡巧過ぎて気が狂いました。
アニアレ、え~……。
そう考えると、なんだか全部が全部「外岡巧」なんですよね、最初にマンパニでチガと再会したときに偶然を装って「チガ…っ」ってなるのも、何もかも。
これは原作のストーリー噛み砕きの時にも言った「マンパニにチガが居るってわかってるのにあの驚きは何なのか問題」ですが、恐らくあれは「本当にここ(マンパニ)にチガが居るとは思っていなかった」だと思っていて、それを踏まえたうえで見るあの再会シーン本当に最高で……。
そもそもですが、これエーステでカットされたセリフなのですごく悲しかったんですけど、外岡ちゃん自身も「リア充キャラ設定」なんですよね。エーステだと「オタクを隠しているだけ」になってましたけど。
なんであのセリフ削ったの・・・・・・・・・・(恨)
だから、外岡ちゃんの動きに止めが無くて締まりがないのも、ふよんふよんしてるのも、どことなく上っ面のペラペラの、言葉をきちんと選べば上辺だけみたいな男なのも、全部全部「リア充キャラ作ってゲーオタを隠してるただの陰キャ」だからなんですよね。
え、武東くん天才……?
外岡巧推しの私でさえ「この男は……」と思ってしまう、それを武東くんの演技がイマイチだからと感じてしまうほどの、言い換えると私の理想の外岡巧がそこにいました。
いや……本当に……何度見ても放課後の友達の時のあの「怒ってるんだか泣きそうなのか、とにかくそれまで見たことがないくらい、うろたえている」外岡巧の表情が最高……。そして最後の「高校の時のこと、俺も謝る気ないから」ですよ。マジもう……声の震えエグいんですけど……その直前のさ……謝ろうとしたときの顔も見ました……?本気で悪いと思って反省して謝ってもう一度できれば親友にって思ってる顔ですよ……それを茅ヶ崎に「謝らなくていい/本気でどうでもいい」って一蹴されて謝る機会を奪われて、それでもやっぱり本当はチガとの関係戻したくて、それなのに強がって「俺も謝る気ない」って言う……あの…………。
お互いがお互いに「相手を全力で利用する」って言える関係なんですけど、でも、削られてしまったセリフの、「(チガはランスロットというより)マーリンだろ」っていう外岡ちゃんのセリフが全部なんですよね……。確かに先に酷いことをしたのは外岡ちゃんだし、高校の時に「お前もクラスのやつに俺の趣味ばらせば」じゃなくて、ただ一言「ごめん」って謝って本当の気持ち話していればよかったけれども、それでも再会というチャンスを、「どうでもいい」って二度もなかったことにしたのは至なんですよね……。
しかも最後見ました……?外岡ちゃん的には、「謝らない/許さない」関係だけれど、それでも少しだけ昔に戻れたかなって握手しようと手を伸ばしたのに、それを「お疲れさまでした」って頭下げる至ですよ。
あの演出考えたの誰!??!?!?!?!?!?!
いやもうなんか……うわ……(余韻)あの瞬間「部外者の外岡巧」が「完成されて」しまった……。
放課後の友達、言えば「世界に一つだけの物語」と同じなんですけど、だからこそ辛い。放課後に遊ぶ水野くんと綴くん、外岡ちゃんと至の関係が目視できる状態で、四人が四人それぞれあんなに楽しそうで、それぞれ小学生と高校生であまりにもキラキラ輝いて幸せそうなのに、あんな……あんなに一緒だったのに……(夕暮れはもう違う色)
放課後の友達が8bitだったのは天才だなとは思ったんですけど、正直言えば、削ってほしくないセリフが削られていたので、もう少し掘り下げてほしかったなあって欲はあります。でもしかたない……
というか「トノ」って何?????
え、「トノ」って何??????????
私のツイート見た?????????
ツイート検索で「トノ」って文字が除外検索の方に引っかかってしまってるみたいで全然出てこないので参考文献として出せないんですけど、親友で「チガ」呼びしてるなら「トノ」って呼んでたんじゃないの?的なことも呟いていたかと思いますけどまさか本当に「トノ」って呼んでるとは思わないじゃん???????????
いや……あの……だいぶ距離感変わりますけど当時の・・・・・・・・・・・
今まで「チガ」「外岡」だったから至からの外岡ちゃんへの程よい距離感が感じられてすごくよかったんですけど、いきなり「チガ」「トノ」だとちょっと、あの……距離感近すぎて困る……私が……。
だってやばくないですか……?え、え!?!?!?距離が近すぎるが!?!?!?!?!?!?
いやちょ……まってマジ……?トノって呼んでるの……?へええぇ………今まで書いたやつ全部書き直さなきゃなあ……ふ~~~~~~ん……………(喜)(喜)(楽)
余計な事書くと半生判定に引っかかってあれになるのでここには書かずにツイートすると思うんですけど、でも、そ、…………っかあ……茅ヶ崎くんって外岡ちゃんのこと「トノ」って呼んでるんだ………へえぇ~~~………………
推しが受肉するってこういうことだよな……うえ……萌えで吐きそう…………
放課後の友達の後の田口伊助の急なメタぶっこみ最高過ぎて変な笑い声出ました。
「そりゃ推しを自引きできるまでランブロ買っちゃうよぉ~!」じゃないんだわwwwwwwww
あ。ランブロで思い出したので愚痴いいですか?
お察し外岡巧の個人ブロマイドの件なんですけどなんで外岡巧の個ブロ無いんですか??????????????水野茅はあったのに?????????
いやわかりますよ原作の外岡巧の人気考えたら出さない方が賢明なんですけどここに外岡巧を推してる女も武東くんを推してるオタクだって世の中にいるんですよ?????
ナイラン舞台化決まる前から外岡巧のブロマイドを回収することを夢見てわくわくしていた私と外岡のオタクの気持ちを返せって感じです。
そうでなくてもエーステには水野茅を蔑ろにされている恨みがあるので余計にちょっと……なんか……ファンクラブ継続する意味あるのかなって……ジャニーズやB'zみたいに季節一回の現物会報が来るわけでもないしグッズが確実に買えるわけでもないし送料がお得になるわけでも座席が前方席や通路席になるわけでもないし本当に継続している意味が分からない。名義一個減らしましたけど減らしてよかったとすら思っています。
劇中劇のナイラン、本当に最高でした。
ナイランをプレイしたことの無い私ですら、「この場面はグエンと同時に明かりを灯さないと進まないんだな」みたいに、「このダンジョンの攻略は」とやったこともないナイランのゲームが脳内に流れ込んできました。
それってつまり、あの世界の住人の、ナイランをプレイしたことのある人たちなら、もっと追随体験ができるわけで、それが結果として星井さんの「一緒に旅に出るわくわく感」という感想に繋がるんだよなあって……。
あの世界にいない私は原作劇中劇でしかナイランを知らないですし、原作は「読む/見る」の世界なので全くナイランがどういうゲームか想像ができなかったんですよね。
こうしてエーステという手法で「ナイラン」が本当に2.5次元舞台としてこの世に生まれることで感じることができる「ゲームの舞台化」がそこにありました。
これだからエーステの劇中劇が好きなんだよなあ~~~~~~~(大声)
マーリンなんなん?(突然)
いや……え? マーリン……?????
マーリンやばくないですか……?
え、え??
あんなのオタク好きじゃん……???
え~~なんか、なんかすご、あ、え?すっご……綴くんあんな役もできるようになったんだね……というかタイトルの後のナレーション前川綴でしたよね……?やば……
え、もしかして「ナイラン」のナレーションも「マーリンの声優がしてる」ってこと!?だとしたらすごいけど違ったらあれどうやって選んだんだろう、組内オーディションかな。私が学生の時の影の声は部内オーディションでした。
🌸春ケ丘Quartette🌸
好きぃ~~~!!!!(あの画像)
春組の中で一番大好きな公演が具現化されてしまった…………。
しかも知ってますよね?春ケ丘の曲である「はじまりはカルテット」、なんと我らがYuさんの作った曲ですおめでとうございます約束された優勝です。
そもそもの大前提を話させてほしいんですけど、私がYuさんの作った曲がすごく大好きで、特に「春」を感じる曲がはちゃめちゃに好きなんですよね……だから咲也のMy Dictionaryも本当に大好きで……少し枠は外れますが、ロンちゃん(シトロン)に向けて作った宵の三日月も大好きで……
はじカル、イントロで心掴まれたんです。もちろん「春」のアレンジだから耳馴染みがいい、というのもあると思います。元吹奏楽部員ですし、金色のコルダをプレイしていた人間なので、そもそもが管弦楽と相性がいいというのもあるとは思うんですけど、本当にはじカルが好きで好きで……。とにかく好きなんです。(語彙)
そして春ケ丘Quartetteという公演も、春組の中では一番リアリティのある公演で、私にとって相性良く馴染みやすいというのもあります。春組はファンタジーを得意とする組ですけれど、その中でも珍しくリアルで等身大で、一番共感しやすくて。
そんな最高と最高が掛け合わさり、ましてや主演がロンちゃん。
好き以外の感情が生まれることが不可能じゃないですか????
そんな大好きな公演が劇中劇として命が吹き込まれて、それだけで期待値が異常だったんです。でも、やっぱりエーステは最高なので、その期待に応えるどころか、期待以上のものを作り上げてくれるんですよね……。
(まあ「運営」に文句はありますが舞台自体に文句は無いので)
泣きました!まさか泣くとは思っていなかったんですけど、本当に古谷大和がいい演技してくれます最高!古谷大和はすごいんだぞ!
「シロトニアがそこにいる」って演技をしてくれるんですよね、大和さん。
シトロンとシトロニアの演じ分けがエグくて、今回もそれがあまりに活かされすぎているくらい活きていて、本当に本当に最高でした。
ロンちゃんとタンジェリンの和解のシーンで手を取って話すところがまっじでやばくて、「あ、泣く」と思う間も無く泣きました。タンジェリンがアテレコだったのでどうなのかなって不安もありましたが、始まってものの数分でその違和感はなくなりましたし、あまりに自然すぎてそのあと一切違和感を感じる暇もなくて、だからこそ余計に……あのタンジェリンの涙何……宝石……?
春ケ丘の劇中劇、最高以外の感想がありません。
孤高の皇帝エニスはもう当然、他のメンバーも最高で、やっぱり春ケ丘Quartetteが一番好きだなと改めて感じさせてもらえる作品でした。
エニスちゃんがどんどん心の雪解けが進むところも、また冬に戻ってしまうところも、やっぱり古谷シトロンの良さが前面に出ていて、あの演じ分けができる古谷大和という人間が、シトロンを、そのシトロンがエニスを演じるからこそ出来上がった最高の作品です。
表情の解れ、声色の温度、弦を振るそのしぐさ、一つ一つがどうしようもなく私の中にあたたかな気持ちを運んでくれます。
音が見つからないんですって言った後のあのエニスちゃんの表情見ました……?なんだあれ人間が演技でできる表情なのか……??
「春ケ丘Quartette」という舞台でしか生きられない西園寺エニスが間違いなくそこに生きていて、どうしようもなく心をつかまれました。
そしてその表情で魅せる演技を余すことなく抜き取ってくれた配信のカメラマンさん本当にありがとう。あの苦しくて切なくて、嬉しくて幸せな西園寺エニスの表情が全部見られて本当にうれしい。
というかまつ毛バッサバサでバイオリンを構えて見つめる表情何……?絵画……?
マジであの……あのシーン本当に……そのあと残りの三人が加わってくる時のハッとした表情の切り替わり……。美しすぎてあのエニスちゃん一生眺めるだけの仕事したい……。
はじカルがYuさんが作った曲だということ、「春」のアレンジだということが相まって、劇中劇最後の原作での公演曲キャラソンが流れるあの入りが過去最高でしたし、きっとこれから先もあの最高な曲の始まりはないんじゃないかなと思いました。
本当に素敵な曲で普段から聞いていて、聞くことが嬉しくなるような、最後の小節を迎えないでほしい曲なんですけど、聞きながら見ることでなんだか泣きそうになりました。それは歌詞に乗せてあるエニスちゃんや庸太、悠や日野くんの気持ちがダイレクトに伝わってくるからで、エーステだから、みんなの成長(劇中劇)を見守った直後に感じる歌だからこそ、余計に歌詞が私の中に入ってきたから、というのがあると思います。
そして見ました?「さよならが指揮を始める」で楽譜をめくる日野克己改め皆木綴、ひいては前川優希を。
「この曲もそろそろ終わり さよならが指揮を始める」って歌詞大っっ好きなんですけどそこでまさかあんな演技されるとは思ってなくて普通に気が狂いました。
なにあれ!?!??!?!天才!?!?!?!?!?
マジで最終小節に向かっていってて本当に変な悲鳴出るところだったし軽く出た。喉に住んでるマンドラゴラを抑えられなかった。
個人的には、原作とエーステにおけるみんなのキャラ解釈の違いがすごく大好きです。
特に顕著に違うのが東條先生なんですけど、これは羽多野千景と染谷千景の「春組との距離感」が見事に表れていて最高でした。
羽多野千景ってこの時点で他の公演やイベントを経て、随分と春組に、家族になっているんですよね。でも染谷千景ってまだまだオズ公演とナイラン公演を終えたばかりで距離感が全然縮まってなくて、その歴然とした差が、エニスに「それが見つかるまでは練習しても無駄かもね。今日はもう帰りなさい」という言葉に詰まっていました。
羽多野東條って教科担当や講師としてだけでなく、先生としての温かさややさしさの詰まった「今日はもう帰りなさい」なんですよ。今は練習じゃなくて、もっと他にすること(カルテットメンバーと仲直りすること)があるでしょう?っていう温度。でも染谷東條の帰りなさいって、本当に「練習しても時間の無駄。しっかり国際コンに向けて身を入れられるようになってから出直しなさい。」という冷たさの残る「今日はもう帰りなさい」なんですよ。
こ~~~の差がエーステと原作に感じられて本当に最高でしたね……。
次に、庸太と悠。二人の距離感って原作だとそこまで仲良しに感じられないんですよ。同じ一年生だけど、クラス違うのかな、なんでカルテット組むことになったんだろう、って。
エーステの二人絶対中学校同じだしなんなら幼馴染でも違和感ない。
本当に仲良しで、ぐっと二人の仲の解釈深まりました!めっちゃかわいい~……休みの日とか二人で食べ歩きしてる~……。春ケ丘が全寮制じゃなかったら絶対帰りに買い食いしてる~……かわいい……。
悠、原作だとすごく怯えた男の子なんですよね。気が小さいというか。それがエーステだと春の温かさそのもので、気が小さく見えるのもその優しさのおかげだろうなって思いましたし感じました。そしてそんな悠の優しさを知っている庸太だからこそ、悠のこと大切にして、首席で、演奏技術が一番「皇帝」に近い存在であるのに、それでもそんなこと気にせず、悠と接することができるんだろうなって。なによりエーステの庸太自身も、原作では少し「皇帝に似たところ」があるように感じましたが、すごく優しくていい子なんだろうなっていうのが伝わってきました。だから音楽の音色を感じることができるし、悠の音を「春の陽射しのような」って表現できるんだろうなって。
庸太、白井庸太だとツンデレ感増し増しですが、高橋庸太だと甘えるのが苦手なだけの弟って感じでめっちゃ可愛い。庸太と悠の関係性からもわかるように、心許した人にはすぐに懐きそう……エニス先輩克己先輩のこと大好きそうでいいな……。
そんで何より日野克己。
原作だとどうして音楽学校に入学したのか理解できなかったんですよ、どれだけ日野くんを解釈しようとしても。
こ~~~の日野克己はヴィオラ大好きですわ。音楽を楽しむ心を知っている日野くんがそこにいて、サボろうとするのはただ単に彼の性格なだけなんだろうなと思いました。
あと、前川綴のお兄ちゃん気質が全面に出ていて、西山綴の日野克己よりも面倒見が良さそうだな〜って。この前川克己、エニスちゃんが困ったことあったら嫌な顔ひとつせずに弟に向けるような顔して「仕方ないなあ」ってやってくれる。日野克己に弟なんていないだろうけど前川克己には弟いそう。西山克己絶対一人っ子でしょ〜!
というか町田先生ですよ!!!!!
なんですか!?あの音楽をやめた理由がありそうな演出は!?!?!?!
というか東條先生と町田先生が学生時代の先輩後輩ってオタクの集団幻覚でしたっけ……
町田先生が指揮者に転向した理由がめちゃくちゃ知りたくなりました……なんで楽器やめたの……というか楽器何……ピアノ……?ヴィオラ……?ついでに東條先生の楽器が何かも教えてください……教師の情報が少なすぎる……。
そういえば、庸太と悠のネクタイの色が違ったんですけど何か意味があるんですかね?庸太が首席だからかな。
春ケ丘音楽学校って確かネクタイの色は学年問わず共通でエニスちゃんだけ細シルエット無地なんですけど、エーステだと悠だけ色違うんですよね。それだけがちょっと気になりましたね。
春ケ丘、もう本当に劇中劇のところだけ何度も何度も見返しているんですけど、観終わるたびに「春ケ丘……好きだ……」という感想があふれて止まりません。本当に見終わるたびに「春ヶ丘Quartettoが好きだ」と呟いているのでそろそろフォロワーに気のおかしい人だと思われないか心配です今更か。
誤字すんな
ビブラートかけんな
原作見返すな
わかった
わかったから
この女正気か???隙間時間ができるたびに春ヶ丘見てるぞ????
春ヶ丘を見終わるたびに「春ヶ丘Quartettoが好きだ……」という気持ちが溢れてしまうのですが、きっといろんな相乗効果があって、元々好きだった公演、舞台用に書き直された、それでも原作の良さを残している脚本、引き立てる音楽、はじカルが春のアレンジであること、その作曲者がYuさんであること、春ヶ丘の脚本と完全にリンクしている歌詞、それを劇の締めに聞くというあの瞬間、とか全部全部合わさって、最後のはじカルを聞いてるときにどうしようもなく泣きたくなるような感動が私の中に溢れてくるんだろうなぁと漠然と思ってます。
溢れる「すきだ」を全部言語化することは本当に難しいんですけど、でも、それだけ私にとっては、「好き」の詰まった公演なんですよね……春ヶ丘……𝓚𝓲𝓢𝓢……💋
と、ここまでが総評なんで今から細かいところ書いていきたいんですけど既に1万字超えそうです。
正気か?????
でもまあ3時間の公演なんだから3万字までは許されますよね。(暴論)
きっとまた長くなりますし、今日で配信期間が終わってしまって細かな感想や好きなところ全部抜き出すことが難しいので、一度ここで終わろうかと思います!
次書くのは大楽後かなあ……
こんな長文、お読みいただきありがとうございました!